![]() かつて青年団は演劇の恥ずかしさを徹底的に改革した。 大声は恥ずかしいので聞こえる程度の声量で話した。 前ばかり向いているのは不自然なので後ろを向いた。 全員が同じ話をしているのは変なので会話の輪を複数作った。 そして「静かな演劇」が生まれた。 ミュージカルは恥ずかしい、とよく人は言う。 なら作ろうではないか恥ずかしくないミュージカルを。 それはきっと急に踊り出したりしない。大見得を切って歌ったりもしない。 しかし、音楽と芝居が融合し、音楽劇として成立している。 それが私の考える現代口語ミュージカルであり、静かなミュージカルである。 この企画は平田オリザの「御前会議」をテキストに音楽劇と対話劇の両立を目指す。 まずはメロディ。 ミュージカルの現代劇化を邪魔してるのはメロディだ。 楽しいときはアップテンポ。悲しいときはバラード。 メロディラインにのせて劇中人物が感情を歌い上げる。この関係を断ち切る。 音楽に感情を説明させない、歌わせない。 ではどうやって音楽と芝居を融合させるのか。 ひとつ、アイデアがある。 以上、口から出まかせ。 しかし耳ヲ貸スベキ。 柴幸男
by gozenkaigi
| 2001-02-24 04:34
| 序文
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